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常光寺七世圓月江寂和尚(永平寺四十二世圓月江寂禅師)について |
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元禄七年(1694)正月、武府に生まれる。姓は俵秀郷の末裔にして藤原氏、五歳にして総泉寺(常光寺の本寺)大寂に得度、常光寺了山に従って参禅する。各地を遍参の後、了山に法を嗣ぎ常光寺や越後の宝光寺、武府の総泉寺に住す。元文元年(1736)、武蔵の龍穏寺三十七世に昇住し、同五年(1740)11月7日に永平寺へ台命を受ける(禅師を拝命する)。 寛延二年(1749)8月、今から約260年前の五百回大恩忌では圓月江寂禅師が永平寺で現存する最古の木造建築である山門再建を発願し、全国末派へその勧進をおこし完成に至った。 墨跡には曹洞宗の禅師としては珍しく「南無阿弥陀仏」と書かれたものが多い。 |
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